さくららい制作日記

こころと創作について

美術

その日、その日の幸せとは

芸術を愛してきました。 ぼくの人生は、誰かの心の糧となれたのでしょうか。 ぼくは、芸術からたくさん恵をうけて育ちました。もし、誰かに少しでも心の恵となれたならば、なんらかの想いが宿れたならば、幸せなのでしょうね。

ジブリの立体建造物展

観てきた。 ものすごい混雑で一時間くらい並んだ。雑感としては宮崎駿は大雑把な人とがっかり半分ちょっと安心(普通の人だ)。でもそこらへんがエンターテイメントとして成り立たせる才能なのかもしれない。 面白かったのは高畑勲のかぐや姫の物語の解説文。…

ストレス社会

“人は最後の最後に自分の良心に問う。自分というものを、善悪を、自分の生き方を。自分の人生を決める、いや何か有無を言わせぬ力でもって決めさせられるかのような究極の心の場所、それが良心である。心のどこかで良心が響く、すると我々はそれに従う他ない…

万年筆

ぼくは、書くことがスキです。 万年筆に筆と文字をしるすモノはたくさんあります。カリカリしている万年筆は、もっともおきにいりな、道具のひとつ。それってケズルよろこび。土を掘るのに、とても似ているではありませんか。 そうか、紙なんてなくたって地…

感情がない、ということはどういうことか

あなたは、 Urbach–Wiethe disease という病気があるの知っていますか?。 ウルバッハ・ヴィーデ類脂質蛋白症という非常に珍しい遺伝病で、局所性両側扁桃体損傷により、恐怖を感じなくなり、向こう見ずな行動をとるようになるんです。(たとえばヘビが)「…

一〇年間でどれくらい成長したか

ひとはどれくらい描けばうまくなるのでしょう。 今回は、ビフォーアフターネタどすえ。 これは、中一の頃に描いていた漫画のキャラです。 青髪に赤鉢巻、ボロの服に手には鍬が。なんじゃこれは、と思いました(我ながら)。 ただ、このファンタジアでプロレ…

色の考え方

ぼくはデジタルで絵を描くのが好きです。好きな色を作れて、より自分好みの絵が描ける。 色について、好みの合う、合わないはその人の性格が近いかどうかを表すと思う。 ぼくは、明るい色が好きだ。もちろん暗い色も好きだけど、選び抜かれた鮮やかな色には…

タマゴかんれん

ニュージーランドの暗い森に暮らしているキューイという珍しい鳥です。 +タマゴがセットでニワトリのタマゴよりいくらか大きめです。森には外敵がいないので翼が退化したのだ、といわれており、じつにふしぎな生き物ですね。 同じくニュージーランドの鳥カカ…

クオリア

人間らしさが感情の豊かさといわれても、ぼくの心が豊かなのか計測しようもない。そもそも計測なんか不可能だろうと思う。 たしかに計測できるもの、つまり論理的なものは、人間がAIに敵うことはない。計測できるものはその範囲からでない。これもわかる。た…

絵を描く人間

もし絵が描けたら、上手かったら、って願望を持っている方もけっこういらしゃるので、ぼくは「下手でもいいんだよ、好きなものを描けばいいんだよ、大切なのは楽しいかどうか? だよ」っていいたくなる。もちろん、上達して描けるものが増えれば、表現の幅が…

理性、緻密なグロテスク

これは十九世紀に描かれた「絵」です。もしかしたらウィキペディアなどで見かけたことがあるかもしれません。異常な緻密さでヨーロッパからアジアまでの風景が描かれています。正確には版画です。 それに。 インドも物凄い。 これを見ていると、日本人はなん…

拝啓 ルノワール先生

一月二十四日から三月三十六日まで、あべのハルカス美術館で「拝啓 ルノワール先生 梅原龍三郎が出会った西洋美術」展がやっている。 梅原は画家であり、また西洋美術の収集家。八〇点を公開とのことで、わりとボリューミー。もちろんルノワールの生を体験で…