さくららい制作日記

こころと創作について

人間を描こう

漫画の良さは絵の部分が大きい。
では、魅力的な絵とはなんなのか……これは避けては通れない命題だろう。
僕は漫画は人間ドラマだと思って、芸術になってはいけないと主張している。
ここでいう芸術とは、抽象的で無機質で高尚なもののことだ。
最近のネットで見かける美少女や美少年はたしかに可愛いしカッコイイ、だけど表情がまるでお面みたいな記号だし仕草も非人間的だ。
どういう風に笑うのか、涙目を我慢したらどんな顔(仕草)をするのかを観察して自分なりに解釈しなければならない。
そのためのデッサン力なのだ。
空間を立体把握して重心移動を理解して、動きをつけながら且つオリジナリティーある作品を描こう。
これは難しいことで、容易くできることじゃない。けれども、その地道な積み重ねが確かな実力に繋がっているのだと思う。

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振り向く 柔らかさをだしたかった。

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居合(帯が塗り忘れていたから、後から塗った)

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パンチラ。このくらいならかわいいよね?

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追い詰められた少女。

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野郎。



……とマァこんな感じです。

この頃、漫画規制に怒っていて「あえて下劣で卑猥な道を通らないとたどり着けない世界があるんだよ!」と言ってます。

なんとなくて権力を行使されては困る。




それではまた次回の更新まで!