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さくららい制作日記

こころと創作について

ケモノを飼う男

マンガの制作が中盤に入り、少しだけ終わりが見えてきた。
日常生活はというと、部屋の中でひたすらネットをしているだけなのだが……。
それでも運動もわりとしていて、肉体的にはデブでもなければガリでもなくいい感じにシェイプアップされています。

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落書き

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狐娘脳姦絵巻

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こんな娘と生活したい



と、まぁ落書きです。

そして、今日は深夜4時頃に寝ながら書いた小説を載せておきます。

ぼ〜っとしながら執筆したのでめちゃくちゃかも知れませんが。



『ケモノを飼う男』


会社を辞職した。ついさっきのことである、ある若いサラリーマンの男性は勤めていた中小企業を退職した。 
現在は無職ということになる。
朴念仁だが二枚目であり異性から求愛されないわけではない。
だが、しかし彼には少しも興味がなかった。
それは、ある問題があったからだ。
人類とは全く異なる生命体、一部の古い文献では“ケモノ”と称される存在、非科学的にも思わるるその象形は猫などの小型哺乳類に似た生き物。
彼は、そんなケモノを愛している。
それは屈折した愛の心理であり、倒錯した性であり、認知されまい欲望である。 
つまるところ、彼はケモノとヤりたいワケであった。

「誰がわが恋人の苦しみを知ろう」 
それは彼が皮肉でいった言葉だったろう。

1ヶ月前、某所にある研究施設から本来殺処分されるはずの一匹のメスケモを極秘に購入した。
その金額は彼の2ヶ月の給料で研究者に売りつけている金額よりずっと割高だったので、当初はなかなか納得できなかったが暫くたってから仕方ないことだと決めて諦めた。
未熟な個体である彼女にHamalと名付け飼うことになったのだが、彼が今まで労働した理由はここに集約されるだろう。
すべては彼女を飼うためであり、薬や餌や道具まで集めた。
一番金がかかったのは精子である。
といっても、誰か他の野郎の体液ではなく紛れもなく彼のものである。
彼女を妊娠させるための薬品、そしてマシンが必要となった。
それには予算が掛かかった。
種族の違う者は妊娠しない、これは理科の常識で近縁種でもなければ妊娠はあり得ないことなのだが、即ちそれは生命体の情報が他種族を受けつけないからである。
ところが、科学の進歩によって生命のプログラムをその生命用に書き換えることが可能となった。マシンを使えば彼のサラリーマン精子は10分でケモノ妊娠用精子へと変わる。

それで、……Hamalを受胎させてから1ヶ月がたった。
ケモノが出産に必要な期間も1ヶ月である。
マンションの最上階にある彼の部屋の扉を開くと異常な空間を目にするだろう。
彼はギィーと重い扉をゆっくりと開く。
「かえってきた、ねぇ今日は早いのね」
驚くべきことだが、このケモノ達は人語を解すことができるのである。
動物と人間の一番の違いといってもいい、言語を理解し話せるのだ。
「ああ、君のために会社を辞めたんだ」
「わたしのため?」
「そうさ、お腹に仔がいるんだからな」
知能、それは人類に匹敵するだろう。
さらに彼女は勘がいい、自分がどんな屈辱を受けるのかがわかる。
杜撰なケースに詰め込まれたカロリーメイトに似た餌を取りだすとHamalの口に近づける。
「ほら、食べなよ空腹だろ。特上の餌だ」
「いりません」
拒む彼女のマリンブルーの瞳は涙で濡れて美しい。
「栄養たっぷりだ」
「いりません」
その餌、カロリーが尋常ではなく高い。カロリーメイトを遥かに凌ぐ栄養価で、法律で禁戒とされているため入手は困難な商品。これに中毒性の高い甘い薬をふんだんに染み込ませてあるので甘露甘露になっている。病み付きになること必至であり、彼女だって食いしん坊で我慢でないはずなのにプライドが“ください”といえなくしている。
それをわかっているからこそ、彼は嬲る。
「腹の贅肉はなんだい?」
「それは……」
毎日、朝から晩まで鎖で繋がれた彼女の娯楽は唯一用意された餌だけだった。
「なにを我慢しているんだい、まだお仕置きが足りないのか?」
垂涎する彼女には両手、両足共にない。
彼にとって不要だったから切断したのだった。

処分対象だったHamalが高邁な淑女を気取る態度は疎ましいし、暴れられては近所迷惑だしで邪魔だった。

切断するその様子は壮絶を極め、口に猿轡をしているにも関わらず悪魔の叫泣のごとく部屋中に響いたほどであった。
そのマリンブルーの瞳を固く閉ざして、股は失禁して尿の水溜りができて、怯えに怯えていた彼女に人形のようなレースやフリルがついた服を着せて、鎖から連なる首輪を繋がせた。
“夢がひとつ叶った”
これは購入したその日の出来事であった。
「さぁ、食えよ食えよ。飽きても食え」
「い……いやですって、いってるじゃないですか……」
言葉は言葉として、誰にも聞き入れられずに消えてゆき、ついに理性が行動を抑制できなくなったのかペロリとちょっとだけ餌を舐めたのだが、それから貪りついたのは仕方ないことである。

夕映えの街がカーテンの隙間から覗ける。
グテンとしたHamalはこう考えていた。
『私がこうやって地獄の日々を送っているのはすべて嘘で、いや現実なのだけど、すべて嘘なのでは。私が認識している現実は存在してない。そう考えると、私が死んだあともまた違う私が別の世界にいるという事が有り得るのでは?。たとえ意識や身体を引き継げなくとも』
決して忘れられない現に起こったことであるハズのことも、眼を見開いて分析するより今ココではない“どこか”を想像することである種の“現実”逃避をおこなっていた。
すると、後ろからペニスが尻をつついた。
彼がいつもの性処理に彼女を使う時間がきたのだ。
「うっ……うう」
「なんだ、泣いているのか」
支配されたペット、生きた道具。
その時、一番不要なのは四足ではなく感情だったと彼は思った。
膣にペニスをねじ込む。
「あっ……いやっ!ン……ンンン」
涙が零れおちる。
いつもと違う、こんな愁嘆場は彼は求めていなかった。
萎えてしまった彼は、我慢できなくなりあることを実行しようと“カガクナタ”と呼ばれる刃がない特殊な鉈を持ってきた。
これで首をおとそうというのだ。
Hamalを殺してしまうということを2ヶ月の給料を使いきってしまった。……というぐらいにしか考えてないのである。

鉈がバン!という鈍い音をたてた。
敬虔な民のごとく祈るような顔が浮かんだ、頭は身体の支配を失ったが、その瞬間までに少しの呻く声もあげなかった。
Hamalの頭を持ちあげながら彼はいう、「誰がわが恋人の苦しみを知ろう」
ペニスは頭のない身体にピストン運動を繰り返していた。
やがて、3.5リットルの白濁液Hamalの女性器から溢れ出した。
「ああ、あと少しで生まれたのにな。俺はバカだ」
一ミリも動かなくなった彼女とその仔にいった言葉なのか自分にいった悔やみだったのか不明だったが、答える声はなく近くを飛んだ烏の鳴き声だけが聞こえた。


おしまい



それでは次回の更新まで!