マグリット展にいけなかった話
前々から京都市美術館で催されている、あのマグリット展にどうしてもいきたかった。
なので、予定を組んで向った。
京橋から京阪で三条へ向かうことになったのだけど、電車に乗車中に、天気が悪くなって京都に着くころには土砂降りの雨になった。
イラスト。←Z級映画やクソ漫画っぽいファンタジーを昨年は描きかけていて、まぁ僕はそういうの好きなんだけど、また作り直してみた。
…………。
三条駅から歩いていくのに、傘は必要だったので、コンビ二で折りたたみ傘を購入したら、なかなかオシャレなデザインで気にった。
久々に訪れてみて、その趣がある街並みに、街そのものを美術作品だと錯覚を起こした。
さっさとマグリット展に入館していればいいものを、平安神宮に寄ってしまい、ついに向かうころには閉館してしまっていた。
あ〜〜ッ!。
仕方がないので、散歩しているとレトロな喫茶店を見かけたので、そこに寄って一時の間を休むことにした。
シナモントーストとバナナジュースを頂いた。なんでも、ここはオノヨーコやジョンレノンも来た店らしい。
店内にはオリンピックのバッジやら、絵の描かれた皿がズラリと並べられていた。
ふと、椅子に目をやると一瞬だけ過去の情景が浮かんだ気がした。それは、まだオーナーが若い頃、今より耳が冴えていて、ハキハキと働きながら、ジョンレノンに珈琲を振る舞う姿だった。
客は、入り口付近の窓際におばさんがいるのみで、静かだった。
折角の喫茶店だけれど、一切のカフェインを摂らないので珈琲を注文するのはやめた(カフェなのに)。
ジョンレノンが来日して京都に宿泊したのは1977年から1979のことだと聞く。
昭和52年、今より38年も昔のことである。
シナモントーストを食べながら、また、なにやら音楽が聴こえた気がした。
ふと、窓の外には雨がすっかりあがり、人々の行き交うのがわかった。
「また来ますね」と別れの言葉を残して、東華菜館の付近まで歩いた。
蒸しあがったパンに挟まれたような暑さで、暮れていく街を見渡すと、人々の半数は旅行客なのだなとわかった。
……。
それから大阪に帰るときに、「こういった失敗があると、また別の面白いナニカがみれたりするものだ」と僕はいった。
あとは、描いた絵など。
ロリ犯罪臭だいすき。
身長差むずい。
それでは次回の更新まで!。