あの世からの便り
毎日、朝に戦前の絵物語みたいなのを描いていました。途中でやめちゃったけれど、まだ続けたい気持ちでいっぱい。メンタル面の問題で朝が起きれなかったりと、調子が狂いやすくて……。
こういう話です。
『あの世からの便り』
1わたしがはじめて感じたあのふしぎな感覚。あれは大切なものだったような、そうでないような。
暖かい、水滴が頬を伝う。
これは声だ。ボヤけた視界の中に青年がいる。「アルニール・ミモザ。おはよう」
ここは、無音の白亜の部屋であった。
2.
「わたしのこと?」
「そう、おめでとう。今日は誕生日だ」
薄桃色の衣服を着せられる。わたしにそっくりなゼリー状の少女がいた。
「これを飲むこと」
カプセルの錠剤を飲まされ暴力的な安堵がわたしを支配する。
3.わたしはいったい何者?。
途中まで青年に連れそわれて添い歩くが、別れる。
「こんにちは、ここからはわたしが案内します」と現れた女性が軽く会釈する。
天より光が降り注ぐ、明るい世界。呆然としながら眺める。
4.小さな駅に着き、そこで列車を待つことになった。
何やらあつまってくる。
「ヨー! ヨー!」と一斉に声があがる。
「おはようございます」
ベルフェンという女性はわたしに「この付近の住人です」と解説する。
5.電車に乗りこむ。
車掌さんは人間ではない。
「ここは惑星ペレン。あなたは今日生まれたミミナガ族なの」
ベルフェンの言葉はなんとなくわかる。もしや「わたしロボットなの?」外は高いビルが乱立している。
6.ベルフェンはわたしのことを話しはじめる。
空から降り注ぐ《姫》に医療処置を施す。彼女らは世界を跨いだ代償として人格崩壊を来たしている。複製された《姫》は意識を目覚めさせる広汎性意識形成処置がなされる。
…………。
と、まぁここまでしか描いてないのだけれど。
この物語は異世界からやってきた少女が、人格を形成していく、という予定だった。
さて、どうするかなぁ。
それでは次回の更新まで!。