さくららい制作日記

こころと創作について

お狐先生を描くにあたって

いや〜。

また前回から随分と間が空きましたね。

前回はサイコパス、犯罪心理について調べたことを描くって書きましたが、ちょっと変更。

雑多なことを書きます。

担当編集からメールが来ました。

ようやくすると、もっとわかりやすく描こうよ、と。

確かに僕は物語のストーリーラインを意識しすぎて、肝心のわかりやすさ、入り込みやすさにかけていたかも。絵はいい感じらしいですが。

SFやミステリを一旦避けて、コメディを描きました。それが『お狐先生』

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田舎の廃校寸前の高校で妖狐が教鞭を執る、っていう僕にしてはごく単純な要素で、それどう料理しようかと随分と悩みました。

まずは、やはり絵を丁寧に描くこと。

僕は多動性なところがあって、時間をかけて描くのが大の苦手。そこはもう気合いで頑張りました。なるたけ下描きをするようにして。

しかしですなあ、丁寧に描くにしても絵のクオリティをアピールできるシーンがまるでないのですよ。

びっくらぽん。

ひたすらお狐先生の表情と行動を描く物語なので、とにかく気合いがいるシーンがない。

できることといえば、お狐先生をひたすら可愛く描くこと。まあ、できることをやろうと、どうすれば可愛く描けるだろう、と悩んで。

古い漫画を沢山買ってきて研究しました、やっぱり線は丸い方がいい、とか表情をもっと豊かにしようって思ったんです。

すると、どんどん可愛くなって。

記号的な面白さってこんなに大事なんだな、と学びました。

今月はまだまだ未熟者だなあ、と痛感することが多かったです。

これからは、「わかりやすい」と「丁寧」を意識します。文章を書くときも、漫画を描くときも。

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チャイナ風なイラスト。黒髪の娘って好きなんですよ。


次回作はファンタジーやりたいな、と。

ファンタジーって入りにくいんですが、狐娘とかヨーロッパの風景みたいに描きたい要素がファンタジックなので。

どうするかはこれから考えます。

大規模な出来事、例えば戦争とか貧困をミクロな非常に個人的面から描きたいですね。


あ、あとゴジラを観てきましたよ。

僕的には予想通りというか、大人がまじめに撮ればこうなるよな、って。

大人の方が、つまりお母さんお父さんが子供を連れてきてるんですよ、まったくわからないと思いますね。

僕が八歳くらいだったら、ほんと最悪だと思う。ごめんなさいね、ファンの方。

面白いシーンはやっぱりゴジラがビルを破壊するところ。戦車や戦闘機でゴジラを攻撃するところ。というか作戦室がどうこうとか、みんなそこが面白かったと評価してるんですが、僕的にはそこは退屈でした。

エヴァを観ていても、面白いのはエヴァが暴れるところなんです。

そういう非現実的なフィクション要素が映像になるのが大好き。

ではでは。



それでは次回の更新まで!。