色の考え方
ぼくはデジタルで絵を描くのが好きです。好きな色を作れて、より自分好みの絵が描ける。
色について、好みの合う、合わないはその人の性格が近いかどうかを表すと思う。
ぼくは、明るい色が好きだ。もちろん暗い色も好きだけど、選び抜かれた鮮やかな色には感動する。
ぼくはというと、色はデザインか写実かによって変わってくる。写実よりだと、素材を意識する。デザインなら全体のバランスを考える。
すこし薄めの色を選ぶのがぼく流だ。
イヤリング
薄めに、そして明るく。おいしそうな色、自然な色を選ぶ。ぼくは写実的な絵は描ける。
そういう方向に進んでいくのもわるかない。
古典的なアカデミック美術の画法を学ぶのは、極めて効率的な絵の訓練だ。
しかし、ぼくはデザイナー気質。
デザインを考えているときは、とくに商品化して、それを飾れるかどうか。
飽きなくて退屈しないようなものが描きたい。
いろいろな方のイラストなぞを見ていて、この人の使う色が好き! という感覚はないだろうか。そうでなくとも、お菓子や街の広告でときめくことはないだろうか。
ぼくは世界樹のイラストを描いている日向裕二さんの使う色が好きだ。他にもいろいろな大好きなイラストを描く人はいるが、色でいったら彼が一番好きだ。
ぼくとは使う色の傾向がすこし違うけれど、自分なりのスタイルを確立していきたい。まだまだ時間はあるのだ。