一〇年間でどれくらい成長したか
ひとはどれくらい描けばうまくなるのでしょう。
今回は、ビフォーアフターネタどすえ。
これは、中一の頃に描いていた漫画のキャラです。
青髪に赤鉢巻、ボロの服に手には鍬が。
なんじゃこれは、と思いました(我ながら)。
ただ、このファンタジアでプロレタリアのモチーフを使うあたりは、今とまったく変わってません。
ホームズはただじっとしているのだが、そのとき脚をたてるので、愛用の緋色のパンツがみえてしまう。しかしそれより、わたしにしてみれば、探偵をするには、まだ一三はいささかはやすぎるのではないかと思う。
「ワトソンくん、東洋には少年が探偵の本があるそうじゃないか、ぼくは本は読まないがね」
で、こっちは今日描いたホームズ。
だいたい一〇年後なわけです。この間にぼくはらくがき含め約総計四〇〇〇枚くらい描いたと推測します。雑なものから、きちんと彩色を施したものまで、それなりに多いです。
見比べてみると、さすがにこれだけ描けば、すくなくともすこしは上手くなるのだと言ってもいいのではなかろうか。
今、想うに絵の練習の仕方や知識というよりも、実際に描くのが一番成長する機会を与えてくれた気がするわけです。それと、ぼくはこの一〇年間で、たくさんの作品を観たり読んだりしました。そのインプットあったから飽きずに描いてこれたのだと思います。
まず、観る。読む。経験する。
それを実際に描いてみる。
これに尽きると思うのですね。