さくららい制作日記

こころと創作について

映画 美しい星

 

『美しい星』を観た。

 

  長いぞ、すごく。長時間淡々と進む読書しているような気持ちになる映画。よくある大作でCGばりばりの大迫力に圧倒されるのもよいけれど、観ていてゾクッとするようなカットがあった。ぼくとしては好き。

  余韻がある映画……というよりか、なんども思い返すような映画(原作が原作なだけに)。もういっちゃいますが(そして知っていた方が面白いと思う)地球VS人類みたいな話です。

 

  必死に訴えかけている姿が滑稽なのは、滑稽ゆえに観客と地球を対峙させて、あの政治家は観客の代弁者になっているからだろう。

  誰もが滑稽だと笑い、どうでもよさそうにして、相手にしないようにし……人間のあまりに汚い姿に気がついたとき、美しい星になるのだ。