さくららい制作日記

こころと創作について

一コマの意味

ネーム作業を終えたので、原稿作業に移る。


今の作品と平行して原案をたくさん練っていて、その一つが 未来には「意識を組み立てる業者」みたいな研究機関があり、そこに脳フェチを拗らせたマッドサイエンティストがいるという話。
このような描きたい話にあとからテーマはなんなのか、などを付け足していく。
一見、性癖に素直なだけのマンガだがそこから意識とは何かそれに価値があるのかだとか付け足す。
そうやって制作しているんだけど、具体的な方法はまた今度書くことにする。



この頃つくづく思うのは、“絵で伝えられること”なんです。
マンガの物語というのは絵で表現されていくわけで、その一コマが積もりドラマが生まれるわけだけど、つまり分析していくと一コマにも意味や意図が隠されている……ということだろう。
幸せを表現するためには、その登場人物にとっての幸福を知っていなければならなく女性の人物だとしたら年齢や育ちから性格を吟味して食べることだとか、歌ことだとかを描く。
その過程をしっかり作る必要があるのだ。

だから、よく考えて練ることだろう。

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鬱っぽい少女の表情を描写。

数学者のドキュメンタリーを思いだして、天才がその知性故に精神病になったら……と考えてイメージを膨らませて描いた。

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アナログと見比べるとデジタル版はだいぶ修正されているのがわかる。

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車とか

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バラとか

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昔の絵のリメイクした。

描いてる量がかなり多いので到底全部は載せきれないのが残念です。




それでは次回の更新まで!