笑顔である必要はない
ちょうど桜が満開です。
僕はというと、こんな麗らかな時期にも関わらず家で延々と絵を描いています。
なぜかというと、友人たちは大学やら仕事で忙しくて、とても花見できる余裕がないからです。
一日ぐらいは大阪城公園の付近を散歩したいですが……。
映画のパッケージを見ていると、なかなか笑った顔がありません。
澄ました顔が多い気がします。対してイラストは笑顔なことか多くて、それに対してちょっと考えました。
別に笑顔じゃなくていいのでは? と。
カメラのまえで笑顔になったり、ピースしたりするのは日本人がよくしますよね。
あれはなぜでしょう。
高校の時、卒業写真で笑えよ笑えとカメラマンに言われて、笑うのが嫌な僕は結局ははにかみ程度に笑ました。
すると、あるクラスメイトになんで笑ってないんだよ、最低だ……と言われました。
どうやら顰蹙を買ってしまったようです。
卒業アルバムに三名程笑っていない人がいて、その内のひとりが僕です。
先生方はこれでいい、という風にしてくれたので助かりましたが、やっぱり何かと笑わなければいけないという風潮は納得できません。
なんにも楽しくないのに、何故笑う必要があるのでしょうか。歯をひんむいて猿みたいに。
その事を思うと漫画を描いていて、やたらめったら笑わせるのは変だなと思い控えるようにしました。
思うに世間では、そんなおためごかしの能力が要求されている。
世間体では笑っていて、善人全としていないと、すぐに「悪」というか分からない人に分類されてしまう。
相手の心理をやたら探り合い、空気という言葉に代表されるような、その無言語ゲームから降り難い。
僕はごめんだね、と言う。
笑わなくていいんだ、本当に嬉しい時意外は……。
あと、ガンナー♀を描きました。
それでは次回の更新まで!。