さくららい制作日記

こころと創作について

切実なヒューマニスト

まず、イラストから。

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エンヴアとレンビィー


老いることや病むことは、誰かに迷惑を掛けてしまうが、それは当人が望んだことじゃなく、当人が一番嫌だったことなのです。

美しくありたい、健康でありたいという願いを真っ逆さまに落ちていく自分が否定する。でも、それは生きるということなのだから、醜くとも必死で生きるのがいいと思う。

生きることは醜さを伴うのに、みんな生きることが美しいと謳いますよね。

それは、ただの生存本能だと思う。

少なくとも介護や精神病院に入院しながら暮らす人たちを考えたら、人間万歳とは言い難い。

美しく健全でなくとも生きていていいし、醜さを否定することは自分を否定することなのです。


早稲田文学部卒の作家が書いた小説とかは、僕にとって“キツイ”イメージがあるのですが、世の中に多い。

早稲田文学部卒の小説家とか、アニメーターあがりの漫画家みたいな、いかにもプロフェッショナルな人の栄光が嫌なのです、わかりますかぁ?。

僕にとって漢検頑張ってデビューした作家とか、文学部で勉強してきた作家なんて芋みたいなものなんです。

この人は作家にならなかったら死んでただろうな、と思いたい。

そしてこの人がいてくれて良かった、と思いたい。

僕がいろいろ苦しかったことを考えていると、アマからプロまで大抵は創作に対する態度が単なる趣味程度にしか思えてこないのです。

物語に切実さか全然ないと、作者の感性を疑ってしまいます。

アニメも小説も切実じゃない物語ばかりなのは、作者が大して苦労してないからじゃないのかなあ……なんて(勝手に因果を繋げてるだけですが)。

僕はサイコパスに見えるかもしれないですが、本当は人間賛歌をするヒューマニストなのです。
人間が苦しみ、悩む。そういった感情に関心があるのです。



それでは次回の更新まで!。