さくららい制作日記

こころと創作について

性的なヒューマン

このごろの漫画やアニメ(サブカルチャーは)がつまらなくなった、って言いたいわけでもない。そもそも、昔や今と関係なく消化しても、これこそが僕の理想だ! って作品が見当たらないのだ。


僕が読みたいのは、倒錯的な展開で終わらない、その先がある、ある種のダイナミズムだ。絵柄とか書き方が魂を揺さぶるというか、この人がつくりだす世界観はなんかスッと吸収される、なんてのはある。それは自分が何を求めているかってだけにとどまらない。昔はぜんぜんわかんなかった作品が今はすごい楽しめるようなった、って経験は誰にでもあるだろう、見方が変わったからだ。

そうやって、わかるようになる感覚が鍛えられて、自分の中での理想が輪郭を描いていく。つまり、その理想にふれる感覚が魂を揺さぶる。


繰り返して書く。

うわ〜何コレわからない、は興味の現れなのだ。それが極まって我慢できなくなると、僕のように、自分が読みたいものを自分で描く、という方向へ進むのだが。

で、このエロアニメをさらに濃度を高くしていけば、純文学みたいな味がでてくるのではないか、そこにSF要素とかアクション入れていけば、美味くなるんじゃなかろうか、倒錯的な展開で終わらず先へ進めるかもしれない、と考えている。