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さくららい制作日記

こころと創作について

絵を描く人間

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  もし絵が描けたら、上手かったら、って願望を持っている方もけっこういらしゃるので、ぼくは「下手でもいいんだよ、好きなものを描けばいいんだよ、大切なのは楽しいかどうか? だよ」っていいたくなる。もちろん、上達して描けるものが増えれば、表現の幅が広がってより豊かな楽しみになる。だからこそ、上達を抜きにしたお絵描きは、物足りないかもしれない。
つまり、「ああいう絵が描いてみたい」という願望そのものが、絵描きを育むのだ。そして、その願望は感動にあると思う。世界への関心、世界はどうして美しいのか、理不尽なのか、楽しいのか、カッコイイのか、それが感性に訴えかけると思う。つまり、本質的には、その思う心が源流といえるかもしれない。つまり、その思う心を育むことが、絵描きの上達につながるのかもしれない。それは、優しさだと思う。とても、とても深い優しさ、思うという人間が人間たらしめる能力。人間は美の生き物で、絵は優しさに包まれている、芸術はどんなにリョナを描いても、暴力表現をしても、その力から脱却できないのだと思う。より強く、より優しさを持って、描こう。

  ダ・ヴィンチの作品には、その優しさがある、母を喪った哀しみと、母を慈しむ思いがいる。それがダ・ヴィンチを巨匠たらしめているはずなのだ。思いの強さ。もし、絵が描けたら、ではなく、あなたはすでに描いている、心の中ですでに描いている、それを忘れないでいれば、きっと道が開かれていくのだろう。