さくららい制作日記

こころと創作について

文体

  硬質な文体って文字書きからすれば、憧れの一つだと思う。ぼくはできないけど、漫画なら硬質な文体で書けるかもしれない。

  文体をどうするかは悩みのタネだと思う。くどいレベルで比喩をつかう人はSMSとかにはほとんどいない気がする。どちらかといえば、さっぱりした「そのまんま」な文体が多数かな。

ぼくは言葉フェチというか、まあ「文学的」な人間でどういう文体なのか気になる。

硬質な文体にすると、「普通な人たち」が書きにくいってのがある。

  いわゆる「語学ヲタ」がいるけど、たしかに外国語学習は面白いンだが、それ以前に言葉の性質が面白いでしょって。じゃあ、よく使う日本語ってことになる。そうなると、「語学ヲタ」じゃなくて、やっぱ「言葉ヲタ」なんだよ。

「やっぱ」「ま」「そうそう」っていうような、ひらがなの表現が好きなんで、それらを駆使しつつブログみたいに創作していきたい。

どんどん著者がエスコートしていくふうな書き方より、ある瞬間にやってくる描写のすごさに感心がある。みたいな。文体が硬質でストーリーもしっかりしている、ってのは素晴らしいけどね。ぼくは前述のとおり、瞬間を描写していきたい。

文体いじりは楽しい。あきらかに、人間の寿命は長すぎで、だから人間はさまざまな趣味を持ち、なんらかのヲタになったりするわけだ。そう考えてみる。ならばできるだけ「長い時間遊べる」ものに興味を持つことだ。