ぼくは、書くことがスキです。
万年筆に筆と文字をしるすモノはたくさんあります。カリカリしている万年筆は、もっともおきにいりな、道具のひとつ。それってケズルよろこび。土を掘るのに、とても似ているではありませんか。
そうか、紙なんてなくたって地面をガリガリケズレルではありませんか。
「みて、これなんだとおもう」
「うーん。ウサギ⁇」
そだよ、なんて具合に。
「んじゃあ描き方、おしえて?」
こーやるの。ぼくにもわたしにも書けました。
飽きるまで土をケズル、枝に石ころに道具はそこらじゅうにあるのですから。
いまは、パソコンでキーボードの上どころか、スマホで、よろこびがすくないないではないだろうか。