さくららい制作日記

こころと創作について

ぼく、という作品

  体を鍛えている。

  この頃、いやもう数ヶ月になる。鍛える方法は腕立て伏せだ。運動は毎日必ず行っている。
  なぜ鍛えているか。それは、数ヶ月前から着々準備を整えてきた、新作小説のためだ。ぼくがパズルに熱中しているのも、そのためだ。
  五編構成の小説を書こう。
具体的には、二ヶ月くらい前から着々と準備している。これは具体的ではないか。
  あとまだ数ヶ月はかかる。いろいろ勉強をしている、このことは誰にも言ってない。
  人間ではなく、動物が主人公。あるいは架空の生き物が各自一人称で各五万文字ずつを計画。とある施設のまわりに棲息している生き物の生態系。SF。

  うまくいけば年末に本にしたい。普通に分厚いものになる。
  構成は考えてある、一応。一章は狐、二章は狼、三章は王家の遣い、四章はロボット、五章は入り乱れる。まだ勉強不足。
  健常な体としっかりとした頭をつくるため、筋トレと文学研究を続けている。

 

 

色の考え方

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  ぼくはデジタルで絵を描くのが好きです。好きな色を作れて、より自分好みの絵が描ける。

色について、好みの合う、合わないはその人の性格が近いかどうかを表すと思う。

ぼくは、明るい色が好きだ。もちろん暗い色も好きだけど、選び抜かれた鮮やかな色には感動する。

ぼくはというと、色はデザインか写実かによって変わってくる。写実よりだと、素材を意識する。デザインなら全体のバランスを考える。

  すこし薄めの色を選ぶのがぼく流だ。

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イヤリング

  薄めに、そして明るく。おいしそうな色、自然な色を選ぶ。ぼくは写実的な絵は描ける。

そういう方向に進んでいくのもわるかない。

  古典的なアカデミック美術の画法を学ぶのは、極めて効率的な絵の訓練だ。

しかし、ぼくはデザイナー気質。

  デザインを考えているときは、とくに商品化して、それを飾れるかどうか。

  飽きなくて退屈しないようなものが描きたい。

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  いろいろな方のイラストなぞを見ていて、この人の使う色が好き! という感覚はないだろうか。そうでなくとも、お菓子や街の広告でときめくことはないだろうか。

  ぼくは世界樹のイラストを描いている日向裕二さんの使う色が好きだ。他にもいろいろな大好きなイラストを描く人はいるが、色でいったら彼が一番好きだ。

  ぼくとは使う色の傾向がすこし違うけれど、自分なりのスタイルを確立していきたい。まだまだ時間はあるのだ。

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動物を描こう

  ぼくはケモナーですが、とくに動物キャラクターを愛しております。バルンバルンのおっぱいのメスケモは最高ですが、我描くとなれば、動物キャラクターを自然と選んでしまいます。

  動物キャラクターを描くとき、骨格や習性を知っているとよいでしょう。

  短い小説を書きました。

 

  飢えて草でも食べてしまいそうだったぼくのところへ、ちょうど友達がやってきた。
「おい、あっちの池のあたりにネズミがいるんだ! いっしょに狩にいこう!」
「え! ほんとう?!」
  ぼくらは全速力で走りだした。
  池のまわりを土を蹴ってグルグルとしていたところ、一匹のまるまるとしたネズミをみつけた。

「こいつはうまそうだ」友達は身を潜め、ぼくも真似っこした。
「おい、狩るのに二匹はいらないぞ? これは俺の獲物だ」
「冗談じゃない! 先にみつけたのはぼくだ!」
  喧嘩になった。
  友達はぼくの首に噛み付くけど、痛くはなかった。ぼくも噛み付いた。そんなことをしているうちに、いつのまにかネズミはいなくなった。
「あー逃しちゃった……」
  ぼくはため息をついて、ギュルリとなるお腹を舐めた。
「いくらでもネズミはいる」
  友達は答えた。

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閉鎖病棟

  閉鎖病棟いってきた。その名の通り鍵のかかった病棟でして、奇妙な緊張感がありました。

  内省的な文章を書いたので置いておきます。 

 

  こんな小さなところに閉じ込められているんだ、異常者だからな、仕方ない。たとえ治らなくとも、ここにいればひとまずは安全だ。ここにいるような人々は健常であることは叶わない。なら、普通な生き方を諦めてしまうしかない。そういう生き方がある、ということだ。人間一人ひとりに個性というものがある。個性を大事にとはよく言われるが、個性は癖といってもいいはず。話し方や食べ方、誰もが違うのだ。ここにいる人たちは、その癖が自分をそして他人を傷付けてしまう。ボウっとしているのも、度がすぎると生活に支障をきたすように。歩き廻ってしまうタイプも普通に生活しているサラリーマンにもきっといるはずで、その誰かは指摘されて、しかしやめられずにいる。たぶん、誰もがなにかしらそんな生き方をしている人たちで、たまたまその癖が愛しく思う人がいて恋に落ち、たまたま手首を切るよいになるというところだろう。
  ぼくができることは、跳ね除けることではなく、むしろ受け止めることだ。

相手を理解しようとする態度、きっと誰もがそうするべきことだ。よく人々は多様性というが、もともと全員別のバラバラな生き物、ならば自分の許容できる範囲を広げ、適度な接触を学んでいこう。

子どもの感想文は一行でもいい話

  子ども読書感想文を片っ端からすべて読んで(三〇くらい)いや小学二年生くらいでも性格や性癖がでているな、と思った。というのは、ノベル「青鬼」で青鬼に脚をつかまれている女の子がよい、とした男の子(笑)と「フレンチトーストは硬くなったフランスパンを食べるためにうまれた」などを書いた女の子がいて、「好きなシーン 好きなキャラ」を書く派と、「どういう知識が書かれていたか」という派と、「わたしはどう感じたか」という派に大きく分けて三つに分かれていた。

  ぼくはまさに「好きなシーン 好きなキャラ」を書く派が大好きだ。なのにぼくは「どういう知識が書かれていたか」みたいな感想文ばかり書いてきた憶えがある。

「ここがえっちだ!」みたいな単純しかし正直な感想文を書く子ども(あるいは大人も)はエンジョイしてるなーとつい頬が緩んでしまう。

あと「マジックツリーハウス」や「ごんぎつね」などの感想文を書く子どもに、うわーぼくもそれ好き! と共感してしまった。

あっ、それ知ってる、読んだことある、という作品を無意識にでもチョイスする子ども(大人も)は、それだけで感想文の内容以上のなにかふしぎなチカラが働かせていると思う。

 

ハルキ

  村上春樹と愉快な文学評論家たちの本をたのしく、いや夢中になって読んでいた。

  やれやれ、村上春樹が好きになってしまったじゃないか。

  各評論家の文章から伝わる著者のモテ値。あ、この人ってモテないんやなー(笑) なんて想像できてしまう。

  それにしても村上春樹作品にでてくるフェラチオしてくる女は単純に村上春樹フェラチオが大好きなだけだとぼくには思える。

結論は、ぼく的には村上春樹が否定されがちなのは村上春樹に才能があるからだとする(やれやれ)。

  村上春樹は今や世界的に評価をされている大作家だが、アジアのインテリ層には軽視されており、日本でも大江健三郎などにデビュー当初は否定されていた。それは村上春樹は今までの日本文学にはなかったからだ。

ただし村上春樹の「異端者は受け入れられない」こと自体は日本文学界の伝統なのだ。

そのことは、異端者という作家はむしろ伝統的でありいたって普通だ、ということだ。村上は間違いなく「優れた作家」であり舐めてわかったふりをしていると大恥をかくだろう。

  感心したのが、村上が外国に住んでいると、どうしても日本人だという、なにかしろの定義付けがいる、日本語を読めることにすでに日本を意識せざるを得ない、という話。

すげい「わかる😌」

東大全共闘 VS 三島由紀夫の話で、生徒「あなたは日本人だと勝手に思い込んでる」

三島は「それでいいんです、あなたね。外国で鏡に映った鼻の低い人、てめえなんだなあ」という例をだしていたが、村上は「日本語」を例にだしてずっとわかりやすい話をしていた。

ちなみに村上は三島も太宰もあわない😭とあちこちで語っているが、歳を食ってなんだかんだ似てきているようだ。

 

 

居酒屋店員のシャリンちゃん

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◆泡は美味也

客「たっぷり泡をのせて」


シャリン「ええのん? ただの泡やで」


客「その泡がうまいんやん」


シャリン「じゃあえんりょなく」


客「おいいい! 半分泡やん、まあええは」


シャリン「(いいんだ)」

 

◆酒豪

 

居酒屋店員というのは、お酒に強くなければいけません。なぜなら……。


おっさん「ああ、ええ気持ちや、そうや、シャリンちゃんも呑みや」


シャリン「え、でもなあ」


おっさん「えんりょせんと、おっちゃんがつけとくから」


シャリン「じゃ、遠慮なく」


グビグビグビグビ
おっさん「ひえ〜〜〜〜」

 

◆よしもと

ヤクザ「じゃまんすで」


シャリン「じゃますんのやったらかえって」


ヤクザ「じゃなあ!」


シャリン「おう」


ヤクザ「ってあほゆうな! 今日はカシラと呑むんじゃ」


シャリン「暴れたあかんで、誓う?」


ヤクザ「誓う!」

 

◆涙はいらん

 

浮浪者「生一つ」


シャリン「おっちゃん悪いんやけどゼニあるん?」


浮浪者「あるある、ほら」


シャリン「おっちゃん五〇〇円しかあらへんやん、まあええわ」


浮浪者「お代わり!」


シャリン「あほう、おっちゃん空っぽやろ」


浮浪者「次、次払う!」


シャリン「ポリ公呼ぶぞ〜?」

 

◆媚薬

おねえさん「なあに〜〜?トカゲの丸焼きって」


シャリン「ウーパールーパーを炙ったやつやで!」


おねえさん「ウーパールーパーって、あのむかし流行った?」


シャリン「人間界のことよーしらんねん、ごめんな」


おねえさん「まあいいわ、ちょうだい」


シャリン「ウーパールーパー入りましたー」

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ちなみにぼくは元居酒屋店員です。

 

◆どうせ棄てる

 

上司「おい、残すなや! 店員さん困るやろアホ」


部下「す、すみません、ちょっとこれ苦手で……」


シャリン「残してええねんで! どうせゴミ箱に棄てるからな。食べてリバースされるよりええわ」


上司「すんませんなあ、部下がアホで」
シャリン「部下いじめたあかんで」

 

◆新人

女子会

(大盛り上がり)


後輩くん「え、えーと」
シャリン「いそがなあかんで! よく見ときや! まずお酒を少しいれて、上からジュースを入れる。あとはかき混ぜるだけやねん」
後輩「も、もう一度お願いします」
シャリン「もーー よく見ときや! 」
………


女子会
「おそーい!!!!」

シャリン「お待ち!」

 

女子たち「店員さんおそーい!」


シャリン「ごめんな!」


女子たち「店員さんって好きな人いるの?」


シャリン「故郷(異世界)にいたけど……」


女子たち「どんな人?」


シャリン「毛深いで!(獣人)」


女子「きもーーい」


シャリン「な、なんやと?!」

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居酒屋ものはこれからも描きたいと思っています。なんだか飲食業のたいへんなところを書いちゃた気がしますが、元気な店員さんが働いていると仕事の疲れも吹き飛びますよね!(ニード並)

  お酒は飲んでも飲まれるな。では。